墓場

ただの日記

20200121

 先日のことですが、「人間はいつ死ぬかわからないからな……」と思い、友人の顔を見に東京まで行ったのですが、そこは全て割愛して帰りに少しばかり時間も空いたので耳かき屋さんに寄った話をします。

 本題に入る前に、私は音声作品を聴くことが好きです。特に寝る前に聴くことが多いこともあって、全年齢作品や全年齢パートもよく利用します。

昨今、ASMRとかいうのが大変流行っていることと思いますが、耳かき音声もそれらに含まれるとされているわけですね。おわかりいただけましたか?

要するに「実際どんなものなのか?」という興味があったわけです。

ただ、好奇心から数回ほど足を運んだ際には特に何の感慨もありませんでした。

まあそうですよね。それはそうです。耳かきくらいで脳内で陽気な音楽とともに謎の集団が踊りだし、視界が虹色に染まり輝き、宇宙は空にあった……。などという感想を抱くことはない。

それに私は別に人間と話をしたいわけではない。いや、どちらかというと避けたい。

1対1でなんやかんやするということは、沈黙の隙間にコミュニケーションが発生するということであり、人間にあまり興味がない、もしくは自分のことを話そうと全く思わない者にとってはまさに死中にあるといえます。

そういったことから過去数回、眠る前には一人反省会をし、敗北を重ねてきたと言えます。向いてない、金を払って女とコミュニケーション、と。

 

 前置きが長くなりましたが、結論から言うと、今回は脳内で陽気な音楽とともに謎の集団が踊りだし、視界が虹色に染まり輝き、宇宙は空にあった……。などという感想を抱くことになりました。

その日は予約せず勢い100%で入店してしまったものの、特に待ち時間がなかったので運がよかった。待つことが世界で一番嫌いな人はぜひ予約してからご利用ください。

顔を合わせて軽くあいさつしてサービスが始まるまでは風俗なんかと同じだと思います。要するに全年齢版ですよね。

「こちらにどうぞ~」って感じで膝に案内されるんですけど、初めて入った時は音声作品で聴いたことある!みたいな感動が若干ありました。

膝枕もせいぜい「なるほどね……」くらいのものですが、身を預けきることにやや躊躇っていたら耳元で「重くないですから遠慮しないでください……」と囁かれて敗北しました。余談というか補足ですが、その時に好きな同人声優さんのフリート―ク時の声に似てる!と気づいてそれからの記憶があまりありません。笑い方が本当に癖”ヘキ”に刺さったんですよね。記憶があまりないので、どうにか絞り出して続きを書きます。

他愛のない話と沈黙を混ぜながら耳を弄ばれるわけです。

耳のマッサージでは指が温かくて柔らかいと気持ちいい!となり、産毛剃りはこれこれ……とこの時点でふやけ、耳かき自体は好きな行為なので言うまでもなく。よく言われるらしく、弱かったら言ってくださいねとのことだったが、くすぐるくらいの力加減は、正直、その……。良いですよね。自分じゃなかなかできない奥まで入れられてオ゛ッ゛ってなったりした。

詳細がわからないままだが、いわゆる梵天っぽい綿棒を使われた時は何も言えませんでした。気持ちよすぎる。ラピュタって本当にあるんだね。とみみ庵!!!!!!!!!!!!!

鼓膜の振動マッサージは本当になにもわからなかった。これ”ヤバい”やつだという感触だけが残っている。もはや耳を犯されている状態に近い。ここまで行くとマゾヒズムの一種なのではないか?と一瞬だけ宇宙を見た。本当に個人差があるらしいですけど、私は気持ちよかったです。やっぱりマゾヒズムの一種だったのではないか?

そして最後は何といっても耳ふーですよね。これはどこに行ったかほとんどわかる情報です。なるほど!!!!!!!!!!!という声が出そうになったが、ほとんど死体になっていたので出なかった。

60分コースなので手のマッサージ等も入るのですが、上述のとおり、手が温かくて柔らかいと、とても気持ちいい。気持ち悪いこと言ってるか?そんなことないよな?なあ?おい……何とか言ってくれよ……。

だいたいこんな感じで終わりました。

まとめると、声が好きすぎて60分が一瞬だった。指名しちゃおっかな……。

ということで、何一つ参考にならないとは思いますが、興味のある皆さんは一度行ってみるといいかもしれません。なるほどね……くらいの感想は出ると思います。これもまた経験。

 

これもまた余談ですが、時間中は視界を塞がれるので音が情報の大半を占めるんですよ。そのために声が刺さるとオワるということです。

来月はNEWGAME!展に行くので、そのときにまた行ってしまうかもしれないね。